MDMとは
・モバイル端末管理の略記(Moble Device Management)であり、
・スマホやタブレットなどの携帯端末を業務で利用する際に一元的に管理するための仕組み。
MDMツールが提供する主な管理機能
MDMのためのツールによって実現できる機能は大別すると以下の3つであると考えられます。
(もちろん、もっと大きくまとめることも、細かく分けることもできると思います。)
リモート制御(ロック、データ削除など)
・ロック:デバイスを一時的に利用できなくすること。
・ワイプ:データの一部または全部を削除すること。
補足:英語のwipe(v)から来ていると思われます。”wipe”は(水滴など)を拭く、ぬぐうという意味の動詞ですが、派生してwipe X from~で「~からXを消す、消し去る」という意味になっています。ビデオやDVDなどからデータを消す際には”delete”ではなく、”wipe”と表現するため、この単語が使われたと思われます。
設定と管理
・セキュリティポリシーや業務に必要なアプリケーションの配布、メールやネットワーク、VPNの設定を一括で行うことができます。
・また、セキュリティソフトのアップデートなどの管理も一括で行うことができます。
制限と監視
・業務に不要なアプリケーションのインストール、利用や、ウィルス感染リスクのあるWEBページへのアクセスを制限することができます。
・アプリケーションやモバイルデバイスの利用頻度といった情報を管理者が収集し、運用ルールに則った利用がなされているかを監視することができます。
MDMの目的、MDMツール活用のメリット
・MDMがなぜ必要なのか、またツールを活用するメリットは、大きく以下の2点だと感じました。
管理業務の効率化(導入時・平時)
・インストール、設定、アップデートを一元化することで、管理者、利用者共に作業効率がアップ。
・利用者個人が設定することによる、設定ミス、その対応などの手戻り、追加業務が発生しにくい。
情報漏洩対策(平時・緊急時)
・機能制限をかけたり、日々監視を行うことで、ウィルス感染、情報漏洩を未然に防ぐ。
・リモート制御を行うことで、万が一の際にも情報漏洩を防ぐことができる可能性が高まる。
MDMツールとデバイスが効果的に活用されるためには
・MDMツールがあるにも関わらず、世間では情報漏洩の報道が後を絶ちません。
・自社の活用状況も踏まえて、MDMツールを活用しても、デバイスが正しく活用されず、情報漏洩が発生する可能性は大いにあると感じました。
まずは適切なポリシーありき
・許可するにも制御するにも、企業が顧客や社員の情報に対してどのような姿勢で付き合うのか、緊急事態にどのような対応を行うのかというポリシーが重要だと感じます。
・きちんとしたポリシーが無くては、設定も不十分になってしまうと考えられます。
・今後のデバイスの進化に併せて、まずは企業として適切なポリシーに改定していくことが最優先事項だと感じます。
運用するための社員のリテラシーが必要
・内閣府の調査によると、青少年の93.2%がインターネットを利用しているとのことです。
※この調査では青少年を「満10歳から満17歳」と定めています。
https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h30/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf 平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)より
・こういった状況のため、今後益々若年層からインターネットやデジタルデバイスに親しんでいる「デジタルネイティブ」が社会に出て働いていくことになります。
・彼らはインターネットやデジタルデバイスへの苦手意識が無い反面、身近であるがゆえに、プライベートでの利用との差を意識しづらいということが考えられます。
・ベテラン社員はそもそものデジタルリテラシー向上を、若手は業務におけるデバイス、インターネット活用のリテラシー向上を意識すること、また、管理部門が啓蒙し、教育することが必要だと感じます。


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