
冬場の静電気、痛いし気分が下がっちゃいますよね…。
こんにちは、アパレル業界6年目のTomoです。
最近すっかり寒くなってきましたね。
冬といえば、寒さに加えて嫌なのが「静電気」ですよね。
ドアノブを掴もうとしたり、人と手が触れたりしたときに「バチっ」と痛みが走るのは地味ですが不快ですよね。
もしも、服選びで少しでも静電気をやわらげられるとしたら、
今回は静電気が起きる仕組みから、静電気が起きにくい服選びについて解説します!
・冬場に静電気が起きやすいのは空気中の水分量が原因
・対策1:水分を吸い付けやすい繊維の服を選ぶ
・対策2:帯電防止加工を施した服を選ぶ
・対策3:柔軟剤を使って洗濯する
冬場に静電気が起きやすいのは空気中の水分量が原因
冬場に静電気が起きやすいのは、空気が乾燥していることが影響しています。
まず、水には電気を通しやすい性質があります。
そして人間の身体も空気も水分を含んでいます。
夏場は空気中の水分量が多いため、身体から空気中への放電が常になされ、静電気が起きにくくなります。
(実際には感じていない、と表現するほうが正しいのかもしれません。)
反対に冬場は空気中の水分量が少なく、身体の中に静電気を帯電しやすくなります。
そして、ほかの電気を通しやすいもの(金属、他の人の身体など)と接したときに体感できるくらい一気に静電気が放電されるため、「バチっ」となる現象が起こるのです。
対策1:水分を吸い付けやすい繊維の服を選ぶ
では、ここからは衣服選びでできる対策について解説していきます。
対策の1つ目としては「水分を吸い付けやすい繊維の服を選ぶ」です。
具体的には綿などが水分量の多い繊維とされています。
こういった素材は先に述べたように電気を通しやすいため、身体の中の帯電を和らげることが期待できます。
最近は発熱機能のあるポリエステルの肌着が増えていますが、静電気が溜まりやすい体質の方は綿の肌着を選ぶと良いでしょう。
対策2:帯電防止加工を施した服を選ぶ
対策の2つ目は「帯電防止加工を施した服を選ぶ」です。
最近では「静電気を防ぐ」ことをうたった衣類が発売されています。
これらの商品は、電気を通しやすい性質のある素材(金属、炭素繊維)を使ったり、生地に親水化加工といったことを行って、静電気を放電しやすくしています。
工場での静電気による火災を防ぐために、作業着などに使われていることが多いです。
カジュアルウェアやスポーツウェアでもこういった素材を使用しているものもあるので、気になる方は探してみてはいかがでしょうか?
対策3:柔軟剤を使って洗濯する
一番お手軽に実践できる対策として、「柔軟剤を使って洗濯する」ことが挙げられます。
静電気は摩擦によって発生します。
柔軟剤を使うことで生地が柔らかくなり、摩擦が小さくなるため衣服との摩擦による静電気発生を抑制することができます。
加えて、柔軟剤を使用することで生地が水分を多く含むようになるため、帯電防止も期待できます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
普段の衣服選びや洗濯でも静電気が起きるのを軽減することができます。
特に柔軟剤の使用はすぐにでも試せると思いますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
※柔軟剤の使用に関しては、お手持ちの衣服の取り扱い表示に従ってください。
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